ユースケース・事例一覧

ヒトを見守り、モノを追跡する – アセット・トラッキング

目の届かない場所にあるモノやヒトの状態を把握することは、その管理者にとって最も大きな関心事の一つです。IoTの技術を活用することで、きめ細かな状態の把握や、新しいサービスの提供が可能となります。

たとえば、GNSSとセルラーLPWAの技術を組み合わせることで、物流において、パレットやコンテナを個別に把握することが可能となり、位置情報だけでなく、気温や振動といった運送状態の把握が可能となります。さらに、温度が閾値を超えたときにアラートを発する、といった処理が可能となり、運送物の品質の担保や顧客体験の向上を見込むことができます。

子供や高齢者の見守りサービスにおいても、この技術を応用することができます。前述のLPWAという省エネルギーな広域通信方法の実現に加え、太陽電池に代表される充電技術の効率化によって、より身近で扱いやすいデバイスが設計できるようになりました。これらの技術を応用すれば、バッテリー切れの心配が少ない、位置情報の送付機能が付いた防犯ブザーを実現することも可能です。

enebularを使用することで、コンテナなどに備え付けられるエッジ側のデバイスと、エッジから収集されたデータを処理するクラウド側の両方のアプリケーションを、同一の環境で開発することが可能です。また、ネットワークに接続されていれば、遠隔でエッジ側の処理を修正/変更することが可能であるため、大規模運用も容易に行うことが出来ます。